いざ、伝統芸能の世界へ！銀座歌舞伎座の楽しみ方ガイド（島根秀明監修）

そこで、本記事では、歌舞伎座を訪れる前に知っておきたい基礎知識から、当日をより楽しむためのポイントまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

さあ、歌舞伎座の舞台裏へご案内しましょう！

1. チケットを手に入れる

まず最初に、歌舞伎を鑑賞するためにはチケットが必要です。主な購入方法を見ていきましょう。

• インターネット予約: 最も手軽な方法です。歌舞伎座の公式サイトやチケット販売サイトで、公演スケジュールや座席を確認しながら予約できます。
• 電話予約: 各チケット会社の電話窓口で予約できます。オペレーターに相談しながら席を選びたい方におすすめです。
• 歌舞伎座切符売場（当日券）: 公演当日、歌舞伎座の切符売場で購入できます。ただし、人気公演は売り切れる場合があるので注意が必要です。
• 一幕見席: 幕見席は、特定の演目の一幕だけを気軽に楽しめるチケットです。当日、歌舞伎座の窓口で購入できます。時間に制約がある方や、初めて歌舞伎を体験したい方におすすめです。

💡 チケット選びのポイント

• 演目: 事前にどんな演目が上演されるか調べてみましょう。あらすじや見どころを把握しておくと、より深く楽しめます。
• 座席: 座席の種類によって料金や見え方が異なります。予算や好みに合わせて選びましょう。迷ったら、中正面の席が舞台全体を見渡しやすいのでおすすめです。

2. いざ、歌舞伎座へ！

チケットを手に入れたら、いよいよ歌舞伎座へ向かいましょう。

• アクセス: 銀座駅から徒歩すぐ。公共交通機関を利用するのが便利です。
• 開場時間: 開演時間の30分～1時間前には開場します。早めに到着して、劇場の雰囲気を楽しむのもおすすめです。

3. 開演前に楽しむ

歌舞伎座には、開演までの時間を楽しめる様々な施設があります。

• ロビー: 広々としたロビーには、公演に関する展示や舞台写真などが飾られています。
• お土産処: 歌舞伎グッズや和雑貨など、様々なお土産が揃っています。観劇の記念にいかがでしょうか。
• 食事処: 開演前や幕間に、軽食や食事を楽しめるレストランや喫茶があります。幕の内弁当を予約して、客席で味わうのもおすすめです。

💡 開演前の過ごし方

• イヤホンガイドを借りる：イヤホンガイドでは、演目のあらすじや登場人物、背景などを解説してくれます。初心者の方でも安心して楽しめます。
• 筋書（パンフレット）を読む：筋書には、あらすじ、配役、見どころなどが詳しく書かれています。事前に読んでおくと、より深く理解できます。

4. 歌舞伎を鑑賞する

いよいよ開演です。歌舞伎独特の様式美や、役者たちの熱演を堪能しましょう。

• 拍手や掛け声: 歌舞伎には、役者の見せ場などで観客が拍手や掛け声をかける習慣があります。「成田屋！」「音羽屋！」といった掛け声は、「大向う（おおむこう）」と呼ばれる専門の観客が行うことが多いですが、感動した場面では自然と拍手が起こります。
• 見どころ: 歌舞伎には、華やかな衣裳、独特の化粧（隈取）、力強い立ち回り、情感豊かな音楽など、様々な見どころがあります。
• 幕間: 歌舞伎の公演は、途中に休憩時間（幕間）があります。ロビーで休憩したり、食事をしたりすることができます。

💡 鑑賞時のマナー

• 上演中の私語は控えましょう。
• 携帯電話の電源は切りましょう。
• 飲食は指定された場所でしましょう。
• 写真撮影や録画は禁止されています。

5. 終演後も楽しむ

終演後も、歌舞伎座の余韻を楽しんでみてはいかがでしょうか。

• お土産の購入: 見逃したお土産があれば、終演後にゆっくり選ぶことができます。
• 歌舞伎座ギャラリー: 歌舞伎に関する様々な展示を見ることができます（別途入場料が必要な場合があります）。

まとめ

銀座 歌舞伎座は、日本の伝統芸能である歌舞伎を気軽に楽しめる場所です。少しの予備知識と、楽しむ気持ちがあれば、きっと素晴らしい時間を過ごせるはずです。ぜひ、歌舞伎座の舞台で、日本の伝統と美の世界に触れてみてください。

さあ、あなたも歌舞伎座へ！